アジア航測株式会社は、赤色立体地図とディープラーニングによる地形判別技術を開発しました。
赤色立体地図は、2002年、航空レーザデータの可視化のために開発された独自の地形表現手法です。微地形の表現に優れており、災害リスク地形の抽出などに有効です。また、自社内では高品質な地盤標高データを求めるため、航空レーザデータに含まれる樹木や建物などの地物を除去するフィルタリング処理に赤色立体地図を用いています。
■航空レーザのノイズ除去
航空レーザ計測データのフィルタリング処理の自動化を図るため、赤色立体地図とディープラーニングを用いたノイズ除去手法(名城大学と共同特許申請済み)を開発しました。社内ではすでに一部作業に用いており、実用化段階に入っています。
■土砂災害リスク地形自動抽出手法
土砂災害の防災・減災のためには、災害リスクのある場所を精度よく抽出することが重要ですが、地形判読に優れた赤色立体地図とディープラーニングを用いて自動抽出することで、見落としやバラツキの減少を図ります。土砂災害リスク地形の自動抽出精度を向上し、効率的に漏れなく危険箇所を把握することで、防災対策に寄与することを目標としています。
詳しくは、アジア航測公式サイトのニュースをご覧ください。
http://www.ajiko.co.jp/article/detail/ID5D3BNWQ21/